日本医学会が「ハゲタカジャーナル」への投稿に注意喚起

日本医学会は、2019年3月8日に学会ホームページ上で、「悪徳雑誌への注意喚起について」
として、学会員に対し「悪徳雑誌」(ハゲタカジャーナル)への論文投稿に対する注意喚起を
発信しています。

 日本医学会「悪徳雑誌への注意喚起について
 (日本医学会ホームページ:http://jams.med.or.jp/
  
毎日新聞2019年3月13日朝刊1面に掲載された関連記事によると、国内の大規模学会による
ハゲタカジャーナルへの注意喚起は初めてとのことです。

この中で、「悪徳雑誌の特徴と悪影響」、「悪徳雑誌への投稿の回避」、「投稿誌選定の際の
チェック項目」、「関連サイト・文献」について分かりやすく、簡潔にまとめられています。
研究成果の投稿先を決める際は、1月30日のお知らせで紹介した(下記の)サイトと併せて
日本医学会の注意喚起も参考にしてください。



【2019年1月30日掲載のお知らせ】
 お知らせタイトル:「ハゲタカジャーナル」に研究成果を投稿しないために役立つサイト

最近、著者の論文投稿料を搾取することが目的の粗悪学術誌「ハゲタカジャーナル」や、
同じく学会参加費収入目的の「ハゲタカ学会」について取り上げた新聞記事が、
毎日新聞に立て続けに掲載されています。
特に国内の大学ごとに「ハゲタカジャーナル」に掲載された投稿論文数や、このことに
対する各大学での対応など、学内研究者に向けた注意喚起・対策についての記事が多く
みられます。
このような「ハゲタカジャーナル」「ハゲタカ学会」問題は、決して他人事ではありません。

投稿しようとするジャーナルが信頼できるかどうか、それを投稿者自身でチェックできる
リストがWebで公表されています。
研究成果の投稿先を決める際は、下記サイトの選択基準やチェックリストなども参考にして、
信用できるジャーナルを選択してください。

DOAJ Best Practice Guide
 (DOAJ:Directory of Open Access Journals。スウェーデンのルンド大学が運営する
  オープンアクセスジャーナルデータベース。詳細はこちら
Think. Check. Submit(日本語版)
 (主要学術出版界の支援組織連合によって立ち上げられたサイト。詳細はこちら

※論文投稿に役立つサイト情報は、図書館HP「論文を書く・投稿する」で随時更新します