論文を管理する

論文作成のために収集した文献を自分なりに整理し、参考文献リストを作成するのはとても大変な作業だと思いませんか?また、必要な文献をどこに保存したかわからなくなって困ったことはありませんか?
そんなときに便利なのが文献管理ツールです。

<文献管理ツールの基本機能>
・文献情報の収集
  医中誌Web、PubMedなどのデータベースから文献情報を収集

 

・文献情報の管理
  文献や文献情報の保存・グループ分け、個々の文献へのタグやキーワードの付与、収集した文献情報の検索

 

・論文作成支援
  投稿規定の参考文献書式にあわせた参考文献リストの作成

 

・その他の機能
  論文情報の共有

ここでは、入手した論文や論文情報を管理する・参考文献リストを作成する際の手助けとなる便利なツールをいくつか紹介します。

<文献管理ツール比較>
※当館では有料版の文献管理ツールは契約していません。参考としてご利用ください。

※文献をダウンロードするときに、同じ雑誌のフルテキストを一括で大量にダウンロードすると、出版社に「プログラムを利用した一括大量ダウンロード」とみなされ、本学全体が利用停止になりますのでご注意ください。

 

2023年8月現在

 
 RefWorks(個人契約)
 価格  100$  無料  無料
 利用環境  Webブラウザ  Webブラウザ  Webブラウザ
 保存容量  無制限
 ※フルテキストの保存は不可
 2GB  2GB
 文献データの取り込み
医中誌Web  ○  ○  ○
CiNii Articles  ○  ○  ○
PubMed  ○  ○  ○
Scopus  ○  ○  ○
 PDFから書誌データの取り込み  ×  ×  ○
 引用スタイル  4,000種以上  21種  7,000種以上
 スタイルの編集  ○  ×  ○
 参考文献の作成支援機能  ○
 Word用プラグインツールのインストールが必要
 ○
 Word用プラグインツールのインストールが必要
 ○
 Word用プラグインツールのインストールが必要
 グループメンバー内でのリスト共有  ○(「RefShare」)  ○
 ※添付ファイル除く
 ○
 ファイル共有も可能(「Private group」)
 インターフェース 日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、フランス語、イタリア語、ドイツ
 語、スペイン語
 日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、ドイツ語、ポルトガル語、スぺイン語  英語


・Mendeley 

論文を管理・共有・閲覧・引用するための無料ソフトウェア。
論文や図書などの書誌情報やフルテキストを手軽に管理・整理でき、それらを使って参考文献リストを簡単に作成できるなど論文執筆にも役立ちます。また、同じ分野の研究者と情報を共有することもできます。 

 URL  https://www.mendeley.com/
 価格  無料
 利用環境  Webブラウザ
 保存容量  2GB(有料版にアップグレードすると5GB、10GB、無制限を選択可能)
 Wordとの連携  可(投稿規定の参考文献書式にあわせた参考文献リストの作成)
 引用スタイル数  7,000種以上
 タグ・キーワードの登録  可(文献ごとに登録可能)
 文献の検索  可(著者名、タグ、雑誌名、またはキーワードでフィルタリング可能)
 論文PDFからの書誌取り込み  可(日本語論文の書誌が取り込めない場合、手入力でも書誌データを作成可能)
 グループメンバー内でのリスト共有  可(「Private group」内では、ファイル共有も可能)
 特長  ・海外論文の管理に特化
 ・PDFから論文情報取得可能
 ・PDF内の全文検索可能
 ・PDFにハイライトや注釈を追加可能
 ・グループメンバー間での文献情報共有や情報交換可能
 便利なツール  ・Web Importer
  各種データベースから文献を取り込み可能にするブラウザ拡張機能です。
  こちらから「Get Web Importer」でインストールできます。
 ・Mendeley Cite
  Word文書で執筆した論文に参考文献を簡単に挿入、参考文献リストをボタン1つで作成できるWord用プラグインです。
  こちらから「Get Mendeley Cite」でインストールすることもできます。
 ・CSL Editor
  CSL Editorを使って、簡単に引用スタイルをカスタマイズすることができます。
  -MendeleyDesktopからスタイルを編集する
  -CSL Mendeleyからスタイルを編集する(要ログイン)
 ★「歯科医学」「JODU」のスタイルを追加する方法(2022.9.22) 
 ヘルプ  ・Mendeleyの利用にあたって
 ・クイックレファレンスガイド(日本語版)
 ・Mendeley Desktop版ダウンロードの継続について
 ・Web教材
提供機関  Elsevier